VMware Player & qemuのインストール


VMware Playerのアイコン VMwareはOS上で仮想的にもう一つのOSを動かすことができるPCエミュレータです。
今回は無償で配布されているVMware Player(エミュレータツール)と
QEMU(仮想ディスク作成ツール)を使ってWindows上で各linuxディストリビューションを エミュレートできる環境の作成方法を紹介します。



(1)VMware Playerのダウンロード／インストール

①下記のサイトからダウンロード・インストールします。
http://www.vmware.com/download/player/

※Windows版とlinux版があるので間違わないようにダウンロードしてください。
※インストール後はPCを再起動してください。

(2)QEMUのダウンロード／インストール

②下記サイトから[qemu-xxx-windows.zip](※xxxはバージョン)をダウンロードしてください。
http://homepage3.nifty.com/takeda-toshiya/

③ダウンロードしたファイルを解凍後、フォルダごと任意の場所に格納してください。
※筆者環境ではCドライブ直下に置きました。

以上で必要なツールのダウンロード／インストールは完了しました。

linuxOSエミュレートまでの手順


■前準備

☆作業用のフォルダを作成してください☆
[例]
　D:\VMplayer\vine42\

☆導入予定のlinuxOSイメージファイルをダウンロードし、作業用フォルダに格納してください☆
[人気のディストリビューション]
　・Vine Linux ：http://www.vinelinux.org/
　・Ubuntu Linux：http://www.ubuntulinux.jp/
　・Fedora Linux：http://fedoraproject.org/ja/

(3)linuxOSを導入する仮想ディスクの作成

④コマンドプロンプトを起動します。

⑤手順の③で格納した[qemu-xxx-windows]フォルダまで移動します。
・コマンド例
> cd c:\qemu-0.9.1-windows
⑥下記コマンドを実行し仮想ディスクを作成します。
> qemu-img.exe create -f vmdk d:\vmware\filename.vmdk 10G
※[d:\vmware\filename.vmdk]部分は環境に合わせて修正願います。
※[10G]部分は仮想ディスクの容量です。

(4)VMware Player設定ファイルの作成

⑦下記の内容で作業用のフォルダに拡張子がvmxのファイルを作成してください。
※ファイル名は任意で構いません。
config.version = "8"
virtualHW.version = "3"
memsize = "1024"
ide0:0.present = "TRUE"
ide0:0.fileName = "vine42.vmdk"

ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.fileName = "F:\01.VMPlayer\vine4.2\Vine42-i386.iso"
ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
floppy0.fileName = "A:"
ethernet0.present = "TRUE"
ethernet0.connectionType = "nat"
usb.present = "TRUE"
sound.present = "TRUE"
sound.virtualDev = "es1371"
displayName = "Vine Linux4.2"
guestOS = "other26xlinux"
nvram = "vine42.nvram"
scsi0:0.redo = ""
ethernet0.addressType = "generated"
uuid.location = "56 4d 1d 8d 61 82 16 9a-ba 2f 88 88 a7 b3 ce 42"
uuid.bios = "56 4d 1d 8d 61 82 16 9a-ba 2f 88 88 a7 b3 ce 42"
ide1:0.autodetect = "TRUE"
ethernet0.generatedAddress = "00:0c:29:b3:ce:42"
ethernet0.generatedAddressOffset = "0"
checkpoint.vmState = ""
tools.remindInstall = "FALSE"
ide0:0.redo = ""
※赤字の部分は環境に合わせて変更してください。

(5)VMware Playerの起動とlinuxOSのインストール

⑧手順の⑦で作成したvmxファイルをVMware Playerで開いてください。
※ダブルクリックでVMware Playerが起動します。

イメージファイルからbootしてOSインストール画面が表示されます。
※図はUbuntuLinuxのインストール画面
VM Playerを起動